ちょろいヲタクの話。

ちょろい、さすがヲタクちょろい。

新生おやゆびプリンセスが解散した件



新生おやプリが解散してしまいました。

 

1年間見てきたグループが呆気なく、いとも簡単に、発表からたった1週間の猶予をもって、解散してしまいました。

 

もっと行っとけば良かった〜的な後悔は無くはないけど、この1年間はわりと常に「無理せずに行ける範囲で行く」ということは意識してたので、これ以上現場を増やせたかと言われるとそうでもないかな。

強いて言うなら、推しの口からの解散発表くらいは現地で聞きたかったことか。聞いてたらそれはそれでツラい気持ちになってただろうけど。

 

というわけで解散ついてつらつらと好き勝手に書きます。全て「本当の事情はわかりませんが」という前置き付きで。人によっては読んで気分を害する部分もあると思います。すみません。でもウィンドウを閉じるボタンはあるので。あしからず。

 

一人で酒を飲みながら喜んでたことを思い返してたら、ガチ泣きしてた。

 

 

正直なところ

2016年末に旧おやプリが解散して、ぷにたんのみが残ってわざわざ新メンバーを迎えて新生おやプリを立ち上げました。

正味な話、既にアイドルブーム下降線の世界で新しくアイドルをやろうって言うんだから、少なくとも2〜3年は先を見据えた体制を組んで、メンバーもその覚悟なんだろうと勝手に思ってました。

メンバーが増減しても"おやゆびプリンセス"という名前が容れ物として北陸に残り続けることの方が重要だと思ってたので、名実ともに解散と言われると「僕が思ってたのと違ったのかな」と若干失望混じりというか、期待が外れたなというのが正直な感想。おやプリを継ぐ新グループはまたできるみたいですけど。

 

解散ライブを見に来た人は違うと思いますけど、客観的に見れば「たった1年で急に解散するなんて、問題があったのかな」と思われても仕方ない。

その他大勢から、好きなものが十把一絡げにされるのは嫌だな。

 

意地の悪い言い方をするならば、この1年間はまだまだ旧おやプリの遺産でやってきたようなものだったと思います。最初からオリジナル曲があり、東名阪のイベントに呼んでもらい、旧のヲタクも各地で見に来てくれて。

ツイッター上の解散を惜しむ声も、新生には縁がなくても、この新旧6年間のどこかでおやプリに縁があった人達がほとんどだったんじゃなかろうか。

 

古参老害丸出しで申し訳ないが、別に同じ苦労をすればいいと思ってたわけじゃなくて、むしろその遺産を使ってドンドンステップアップしてくれたらいいと思ってた。

 

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僕がわかってなかったっぽい。

 

 

1周年ライブは挑戦だと思ってた

そんな感じなので、はっきり言って新生おやプリには挑戦する場面が少なかったと思う。当然のように遠征イベントは組まれてるし、ヲタクはついてくるし。

別になんでも挑戦すればいいわけではないけど、旧おやプリだと、陣営分かれて動員(投票)競ってたね。アイドル……なんだっけ?あの頃はクソ企画だなと思ってたけど、泣くほど悔しい思いをしながら勝つために試行錯誤を重ねてたことを考えると、意外と意味があったのかもしれない。

 

僕としては、1周年ライブは新生おやプリとしての初めての大きな挑戦なんだと理解してた。

動員目標100人は厳しいと思ってたけど、練習も追い込んでるし、結果はどうあれ、大きな挑戦をすれば何かが変わって2年目を迎えられるんだと、なんとなく考えてた。それが自信なのかスキルなのかはよくわからないけど、1年の成果を測る場所なんだと考えてた。きっと、そこが本当の新生おやプリのスタートになり得ると。

 

それを解散と言われてしまうと、やって終わりかーい!となる。やることは変わらないのに、解散ライブになった時点で、問われるハズだった「何か」は失われた。ヲタクは「最後なんだから楽しまないと損」としか言えなくなった。

1年間楽しかったし、楽しかったからこそ、まだ見たい景色はいくらでもあった。5人の全てと豪語するライブを、ちゃんと「挑戦」として、次につながるライブとして見たかった。僕は。

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「何故なら推しが解散するコトを想像していないからだ」

 

 

もっといい解散方法はなかったのか

4月1日の1周年ライブの前週に10大発表の10弾として解散の発表。なんもっといい解散方法はなかったんだろうか。

4月1日って、真っ当な社会人なら(業種によるけど)簡単に動けるスケジュールでもないと思うんですよね。合わせて異動の時期でもあるし、年末より年度末の方が余裕は少ないハズ。

 

もともと都合のつけにくい日程に対して「来週やるそれ、実は解散ライブやねん」と言われても、「ほならね、最後なら行かなアカンね」という気持ちだけではどうにもし難い解散発表のタイミングだと思うんですよね。

「ええ!もっと行っておけばよかった!!」という人に「来ればよかったやん」なんてことを言うつもりは別になくて、後悔なく見送れることの方が少ないと思うし、だからこそ最後くらいヲタクが余裕を持って都合のつけられる発表の仕方もあったんじゃなかろうか。

 

結局のところ「新生おやプリ?ああ、見たことあるけど、なんか急に解散してそのままだったね」みたいになっちゃうのは本当に勿体ない。

 

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おそろしく早い解散、オレでなきゃ見逃しちゃうね。

 

 

解散することについて

なんだかんだ言うものの、解散や卒業はいつかは来るものなので、それが僕にとっては早かったかなというだけ。引き留めたって仕方がないし。

3/5人も解散以降に何かするんだ!と言うくらいなら、その3人でおやプリ続けたらいいのにと思わなくもないけど……

 

まあ辞める理由はなくとも続ける理由もない、みたいなことは往々にしてあると思うので、そんな感じなんでしょうか。

僕としては1年間楽しんでいたつもりだったので、メンバーが「これじゃない感」を抱えていたとするなら、僕も呑気なもんだった。まあヲタクは呑気であるべきだ。

誰にも責める権利なんてないけど、納得できないという気持ちも確か。旧おやプリと比べると「なんで?」と思うところは強い。でもきっと答えは見つからないまま。

 

七ヶ浜とか、また2年目に想像していた楽しみが消えたのは個人的にはキツい。

また行きたかったね、みんなで遠征。

 

※輪島はぷにたんがソロで続くからまだありそう。

ある……!あるが、今回まだその時と場所までは指定していない。どうか諸君らもそのことを思い出していただきたい。

 

ぷにたんについて

今回の解散の経緯はわからないけど、ぷにたんはそれで良かったの?と考えると、解散派だったとはやっぱり考えづらい。というか"ぷにたんがおやプリを続けるために"再結成した部分も大きいと思うので。

確かにぷにたんのバイタリティというかモチベーションというか、圧倒的やる気マンみたいな部分は何度か言ってるようにバグってると思う。

 

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先に言っておくけど、俺は……バグってるよ?

 

体制としてはぷにたんを筆頭に、先述したとおり新メンバーはそこに食らいついて行く覚悟でやってたんだと勝手に解釈していたので、CL教団過激派の僕から見ればたった1年で解散という結末はぷにたんに対してのある種の裏切りと捉えられる部分も、実際にある。別に戦犯を求めたいわけでもないし、個人に責任が帰するような問題でもない。本人も話し合って納得してのことだと思う。だから、強いて言うなら、「おやプリの火を絶やさぬように尽力したぷにたんに、新生おやプリは応えられなかった」と言う感じかな。そこには本人も、ヲタクも含まれるんだろう。

 

 

旧おやプリも似たような感じだったと思うけど、今回はぷにたん主導で立ち上げてるので、ヲタクとしては余計に感じているところもある。もっと、もっと、総監督としてやりたいことはあったハズなのに。

 

 

ぷにたんは本当に優しいし、強いと思う。

 

 

付け加えるなら、ヲタクも。

(僕はこうやって書いちゃうので優しくない)

 

 

 

ぷにたんが自分のために新生おやプリを牽引して行けば、結果的にはその先に他のメンバーとヲタクの夢も見れるんだと思ってたし、そうあってほしかった。

 

新生おやプリはぷにたん(と僕)の夢を叶える装置に成り得なかった。それが個人的には一番キツい。

 


いつになったらなくした未来を 私ここでまた見ることできるの?

 

 

今後どうするよ

弊推しa.k.aぷにたんは、解散後はまたキャンディランド教団としてソロで活動するみたいですけど、前回の解散と違って、今回は新体制になりうるグループ(母体)への加入はやんわり否定されてるので、色々とコチラの心境も変わってくるかなーと。

旧おやプリ解散〜新生結成までの期間に感じてたんだけど、やっぱり僕はグループアイドルが好きなんだと思います。

 

僕が夢を見ていたおやプリがなくなってしまうので、ピリオドじゃなくてもカンマくらいはここで打たざるを得ない。短い地下ヲタ歴ながら、おやプリが解散するってのは僕にとっては大きな事実だし、これでぷにたんも辞めるとなっていれば、正真正銘のピリオドだったかもしれない。

 

あんまり亡霊チックなヲタクになりたくないし、アイドル現場に限らず北陸のヲタクとはなるべく定期的に会いたいし(ヲタク以外に友達いないし)、要所要所で顔を出せたらなーと。HIFとかハニカミとかクトゥルフオフ会とか、そういうのもまたあれば都合つけて行きたいとは思ってるし。

ただ、自身のリソース配分を見直す機会にはなりそう。その結果、あんまり変わらない頻度でいるかもしれないし、そうじゃないかもしれないし。ヲタ卒とかはないと思うけどね。何しててもヲタクだし。

 

七ヶ浜みたいな大きな遠征イベントがあると楽しみも増すし、ヲタクも誘って行きたいけど、ソロだとなかなか難しいのかな……

 

あ、ぷにたん生誕は6月後半?くらいにちゃんとやるらしいと聞いているので、みんなカンパを握りしめて来てください。

 

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こんな感じのカンパが理想です。

 

おわりに

この記事アップする前に何十回も見直してるんだけど、こいつ本当におやプリ好きやったんか?くらいの感じすらあるよね。わかる。

 

でも好きだったんだ。

 

TIF、メジャーデビュー、フランス。その他にもいっぱい、旧おやプリが見せてくれた景色があった。でもわずかな歪みが徐々に大きくなって、誰の責任でもなく、グループとして限界がきてしまった。と思ってる。

 

新生おやプリは、また一つ一つ積み重ねて、同じようにはいかないかもしれないけど、もしかしたらそれ以上かもしれないけど、そういう景色を見せていってくれると思ってたし、できると思ってた。今度は一歩引いたところから見ていたかった。

 

だから冒頭に書いた通り、僕は期待をしていたし、結果的にその期待が外れたことに僕自身が耐えられないんだと思う。

勝手に期待して、勝手に失望したヲタクのやり場のない想い。メンバーが僕(ら)より先に諦めてしまったことへの驚きと悔しさ。それがこの記事の全て。

 

この記事を新生になってからのヲタクが見れば老害古参のノイズだと思うかもしれないし、内部の人間が見れば実態と全然違うヲタクの見当違いな戯言だと笑うかもしれない。

 

終わったことにわざわざ波風立てるようなことを書かなくていいじゃんと怒る人もいると思う。

そういう人達には本当に申し訳ないけど、僕は綺麗事だけでは終われなかった。僕にとってのおやプリはこの1年だけではなく、出会ってからここまでの約5年間であり、おそらくここが終点だから。

 

 

弊推しのアイドル人生はまだまだ続いていく。願わくば、次はもっと自分のために。

 

 

 

 

というわけで、新生おやゆびプリンセスはおつかれさまでした。

各々の今後のご活躍を期待します。

 

白々しいかもしれないけど、新生おやプリを、メンバーを嫌いになったわけじゃないんだ。

これからの道は違えど、そこに1年間の軌跡は確かにあった。ありがとう。

 

fhána / 青空のラプソディ - MUSIC VIDEO - YouTube

 

"いつか心が離れても その時は笑ってて"