1年間合コンに連れて行ってもらった話①
気づけば初めてヲタク婚活パーティーに行ってから1年半くらい経とうとしている。
ふと思い出したので記事を読み返したけど、記事にするならやっぱりカップリングは成立すべきじゃなかったと思う。
今回の記事は1人で婚活パーティーに行くまでの約1年間弱のお話。
このままヲタクをしていていいのだろうか
そう思ったのは2018年の夏前だったと思う。春だったかもしれない。秋ごろだったっけ?よく覚えてないけど、30歳の背中が見え始めてきた時分、そろそろ人並みに普通のお付き合いというものをしたくなってきていた。ガチ恋とは。
ただ、基本的にヲタクは職場か現場にしかいないので、とにかく出会いがない。だからヲタクはすぐ現場の女ヲタを好きになるし、ちやほやする。単純接触効果だと思うけど、まあ大体失敗するしこじらせると面倒くさいからやめたほうがいいと思う。
とにかく、彼女がほしい僕は考えた。
20代前半をヲタクに費やした僕に、恋愛面で足りないものはなんだろうか。
単純明快に全部である。
まあ、自分で自分をフォローするのであれば、東京に住んでいるし、仕事を続けてお金の自由も少し効くようになってきていたので、環境的には悪くない状態だと思う。
問題はメンタル面、スキル面である。私立文系大学に4年間通って、1度も彼女らしい彼女ができなかったので、それなりに劣っている自負はある。そんなものはなくてもよかったが、ある。ありあまっている。
つまり、僕の問題に「じゃあいい子紹介してあげるよ!!」みたいなことを言われも、それは初心者にエピック武器を渡してビクロイさせるようなものであり、そもそもの経験値を積んで自分を男としての最低ラインに乗せていくことで解決しなきゃいけないのである。
「がくしゅうそうち」的に経験値がほしい
経験値を得るのに一番効率がいい方法を知っているだろうか。
そう、寄生プレイである。
つまりは、強い人とパーティーを組んで周回すれば経験値はすぐに溜まる。この世の真理である。
そこで僕は仲のいい先輩に狙いをつけてお願いをした。
お願いの内容はもちろん、合コンを開いてほしいというものである。
しかし、この計画には一つ問題点があった。
実は先輩は既婚者であり、いくら後輩のためとはいえ、そう簡単に合コンを開いてくれるかどうか、という点である。いくら後輩の頼みとはいえ、やはりそこには色々と問題があるように感じるし、いくら後輩のためにやることとはいえ、気持ち的にどうしても乗り気ではない部分があるはずだが即答でOKだった。
一応、先輩の名誉のために言っておくが、これは全て僕のために先輩がやってくれることであり、それ以上の意味はない。先輩は真面目であり、頼みを断れないタイプなのである。補足情報ではあるが、先輩の奥さんはたまたま同じ居酒屋で飲んでいたところ意気投合したという運命の出会いをした相手である。どんとこい寄生プレイ。
つづく。